「第53回北海道地区大会苫小牧大会」を振り返る

 皆さんこんにちは。2008年卒業の阿部喜憲と申します。この度LOM運営委員会玉川委員長より依頼されまして、2004年に開催されました「第53回北海道地区大会苫小牧大会」を振り返り当時の様子やエピソードを書かせていただきたいと思います。
 当時、話には聞いていた地区大会ですが、大会前年の誘致決定後であってもあまり実感がありませんでした。そもそも地区大会って何?何すんの?てな感じです。
 さて次年度組織が決まり具体的な役割が与えられ、私はHD室室長となり、ようやく実感が出てきました。しかし当然LOM活動をないがしろにして全道大会だけの活動ではないので、相当の活動ボリュームになるのは感じられました。各室を担当する各副理事長は大会の各副実行委員長、室長は大会の各部会長、委員長は副部会長で実務の長となり、LOM事業をこなしながらの活動です。大会の年であっても理事会の協議、審議では、LOMの活動内容には一切手抜きなしです。事業や例会については例年通り議論が尽くされました。ある三役会では、例会や事業の協議が午前12:00に終わり、その後すぐ地区大会の協議が始まります。終わったのは午前4時だったか。所用のあった副理事長の代理で出席した私はマジで閉口しました。

 地区大会での私たちの担当は懇親会部会です。初日に開催された「結団式 祈願祭」、第2日目の「歴地区三役ゴルフコンペ、歴地区三役懇親会及び日本会務同窓会」、「大懇親会」、そして最終日の「解団式」です。当初は意味や趣旨がわからないこともあって、内容の上程や進行表の作成などなど苦労しました。OBにもお話伺い、席順などをアドバイスいただいたり、そしてそれを当日間違ったりと右往左往です。会員会議所会議での上程でも地区の役員には結構だめだしを食らいました。そうこうしながら大会前日となり、大懇親会の会場の中央公園に大テントを設営しました。慣れない作業に多くのメンバーが作業にあたり、ようやく完成。もうその景色は何かのビッグフェスティバルさながらです。設営完了後の夜よりリハーサルが始まりましたが、大会前日になっても進行や、ステージ上での立ち位置などなど不備があり直前まで準備が続きました。
大会が近付くにつれ運営マニュアルもどんどん更新され、作りこまれていきますが直前まで準備不足、打合せ不足、連絡調整不足があり、準備と確認の繰り返しが大切なことを今更ながら痛感しました。やはり資料としてのマニュアルになっていた感もあり、どこか「やっつけ感」は正直否めません。

 大懇親会は司会者からのアナウンス後、作成したオープニングビデオ「北海道開拓の歴史」の放映から始まり、ステージでは「勇払千人太鼓」に出演いただき地区会長はじめ役員に登壇いただきました。始まる前はとても緊張したのを覚えています。そしてOB会長挨拶、直前会長より乾杯の挨拶をいただき、歓談やアトラクション、各地JCのPR、主幹実行委員長の閉会宣言にて無事終了しました。本当に胸をなでおろした瞬間でした。柄にもなく目頭が熱くなっているのも束の間、直後に撤収が開始されます。新入メンバーはどこまで働かせるんだ?と言っていたでしょう。その中には後の理事長もいたはずです。そして最終日の解団式で終了ですが、この時点でも大懇親会会場では撤収作業が続いておりまして作業にあたっていただいたメンバーには本当にご苦労をかけました。

 しかし苦労話だけではありません。地区役員やメンバーとの出会いや交流も多くありましたし、各地の知り合いも多くできました。懇親部会を担当したのは私たちの室ですが作業メンバーは他の部会より大勢お手伝いいただきました。また印象深いのは総務部会の喜多副実行委員長が、撤収作業中の卒業年度でもある瀬野副実行委員長を卒業式に参加させるため呼びに来たのを覚えています。そんな横のつながりや、心遣いがいたる所にあるのもJCの良さだと思います。
そして地区大会を通して組織が一体となり連携を取りながら目的に向かっていることを実感しました。                                        
 労力は大きく、大変でしたが終わった後の達成感や充実感は本当に大きいものです。貴重な経験が出来たことは今でも忘れられません。
 来年の地区大会成功を祈っております。

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