この度、OB徒然日記の依頼を頂きありがとうございます。このような機会を卒業しても尚頂ける事に感謝致します。依頼がありました委員長時代の思い出を気楽に書かせて頂きたいと思います乱文お許しください。
さて、今から遡りまして9年前2007年に委員長をさせて頂きました。子供に関する委員会でして様々な事をメンバーと企画し実践した事は忘れられません。事業2回、例会2回のスケジュール、白老町のポロト湖でのキャンプ事業「集まれチャレンジキッズ☆」とハローワーク事業「中学生のハローワーク」この2つは今も私の中で忘れる事の出来ない思い出深い事業です。もちろん例会も辛くてめちゃめちゃ苦労しましたから結局の所、全てが忘れられない思い出です。と言いつつも忘れたい事もありますけどね(笑)
思い出せば事細かく様々な場面がありますが、今回は初めて理事者となったこの年の理事会経験の思い出を書かせて頂きます。
委員長が理事会に出席するにあたり、重要な任務は議案を作り上程する事です。しかしこれが大変で、なにから手をつけ物事をどう進めて行くか迷っているうちに上程スケジュールの期日が来るのです。年頭書に予定を立てるものの企画立案時に行う調査に奮闘しているのに、まったく議案書が書けなくて本当悩みました。自分では、やっているつもりなのですがまったく前に進まない。まさに生みの苦しみです。そんな中、夜遅くまでこんな私に付きあってくれて教えてくれた先輩方や、ひたすら資料作りに励んでくれた委員会メンバー、常に協力して頂き毎日毎日助けてもらいました。悪戦苦闘、頭にあるのはJCの事、スケジュールの事、上程議案の事ばっかりでした。
皆で作り込みやっと出来た議案書で理事会に挑むも私の力不足で結果は散々でした。うまく言う事に気をとられ、相手から来る質問に反感し言いたい事もうまく言えず、想いを聞かれても伝える事が出来ませんでした。なにをどうしたら良いのか、文面を変える方法もわからなくなり何も出来ずに悩んでいました。しかし当時の室長、鈴木史郎先輩は「大丈夫、大丈夫!」と常に笑いながら声をかけてくれて本当に救われました。上役の方々からもたくさんの助言やテクニック、色々なアドバイスを頂きました。又、上程日の理事会が終わると居酒屋に行き、みんながビール飲みながら隣に来てくれて、議案の修正について話してくれます。「あそこを変えればいいじゃない」、「で、委員長はどうしたいの?」、「目的はなに?」良く言われました(笑)今となっては全てが懐かしいです。でもこの経験があったから、皆が支えてくれたから一年間耐えながらやりきる事が出来ました。あの年、委員長を受けてやりきると言う覚悟が自分を大きくしてくれると強く信じましたし又、自分を変える機会と前向きに考えるよう努力も致しました。
結果その年の除夜の鐘は格別の響きとなった事は今も忘れられません。やりきった想いは達成感となり自信に繋がりました。全てが満たされた感無量な一年は、私の次へのステップとなりました。
あれから9年が経ち、あの時の経験が自分を変えてくれた肥しになっていると感じています。委員長の後は、室長4回、専務、副理事と理事者として7年間理事会に出席させて頂きました。達成感が次のステップへ自分を導き、行動を起こす事で様々な体験を生みます。そして更に継続していく事で、体験は生かされ自身だけの経験となって行きます。単純そうなサイクルですが繰り返し続けていく事は困難な事です。なぜなら取り巻く環境や突発的な問題、様々な事は容赦なく起きるからです。しかし会社に生かされ、仲間に助けられ、いつも家族に支えられながら10年間在籍出来た事は、現在の私の宝です。
現在は、JC仲間に誘い誘われ自由な程にありがたい時間を過ごさせて頂いています。
又、入会した時は3歳と0歳だった子供も今は高校生と中学生となり頑張ってくれてもいます。もっぱら私は、休日となると趣味のランニングとロードバイクに夢中です。何事も前向きな行動が機会を生むと私はJCで教わりました。JC時代に学んだ前向きな行動と発想とでこれからも元気に生涯JAYCEEの気持ちで過ごして行きたいと思います。
最後に現役の皆様へ
JCはやればやるほど辛いと思う事が多いです。しかしその辛さは卒業すると自身の価値に代わります。入会動機や目的は様々ですが、入ったからには未来の自分を思い描き「YES」と「はい」で挑戦してください。
以上、長々と書かせて頂きました事お許し下さい。現役メンバーの皆様、益々のご活躍を心からお祈りしています。このような機会を頂きまして誠にありがとうございました。
<LOM運営委員会より>
委員長を経験した大変さ、仲間との絆、JAYCEEに対する熱い思い、家族との絆など様々な経験をされた先輩から現役メンバーに対して、達成することによって自分の成長や気づきを改めて教えていただきました。
松本先輩ありがとうございました。