HOME > 苫小牧JCとは > 未来財政戦略委員会

未来財政戦略委員会 運営方針

苫小牧を残す責務
委員長 今成 大輔
 苫小牧市の財政状況は、財政再建団体の一歩手前まで陥った10年前と比較し、行財政改革の取り組みが浸透し財政の健全化が進んでいます。しかし、今後20年を見据えると、生産年齢人口の急激な減少による税収減が見込まれる一方、老朽化した公共施設維持への投資、高齢化に伴う社会福祉費など、歳出の増加は避けられません。現状のままでは将来の自治体維持が困難となり、苫小牧に住まうものとして主体的に関わる責務があります。
 そのためには、苫小牧市において生産年齢人口減少による将来の財源不足で想定される、行政支援サービスやまちづくりに関わる補助金のカット、公共事業凍結、公共施設運営縮小など、行政の各分野で起こりうる問題を洗い出し、市民生活や経済に与える影響について調査します。そして、将来の財源不足を解決する糸口を見つけ出すために、苫小牧市の行財政改革で成功した政策や、ふるさと納税が歳入増に効果的な結果を出している例、交流、関係人口拡大によるまちの活性化に成功した例など、全国で実施され成功した政策を調査します。さらに、行政に将来の財政問題が重要課題であることを問い、政策として取り組むことを訴えるために、行政に対し調査した結果に基づいた青年会議所としての意見を伝え、議論する場を設えます。そして、将来の財源不足を補う効果的な政策を見出すために、調査や議論の内容を元に、行政と具体的な施策案の検討と社会実験を行い、検証します。さらに、検証した施策案が行政に政策として取り組むことを可能にするために、検証した施策案を元に行政が継続して取り組める戦略案を苫小牧市に提言してまいります。
 未来の財政という難しくも我々に降りかかる問題に、青年会議所が主導して一歩二歩先に行く解決策を導くことで、行政や市民に対し苫小牧を残すための意識喚起、行動喚起を図り、今を住まうものとして未来に苫小牧を残す責務を果たすことができると確信します。


<事業計画>
1.未来の苫小牧市の財政についての調査、研究、考察、社会実験
2.未来の苫小牧市の財政に関わる例会の企画、運営
3.未来の苫小牧市の財政が安定する戦略の提言、発信
4.会員拡大の推進と実施
5.他委員会との積極的な協働

<事業目的>
1.未来の財政問題の洗い出しと解決案の検討を目的とする。
2. 市民、行政との未来の財政問題への危機感の共有と解決策の糸口の模索を目的とする。
3.創設した施策案の行政への実行促進を目的とする。
4. 未来財政戦略委員会メンバーのネットワークを生かした新入会員の拡大を目的とする。
5.他委員会への活動や運動のサポートを目的とする。

【未来財政戦略委員会】
委員長  今成 大輔
副委員長 廣田 朗
幹事   長岡 直人
委員   笹川 雅之
委員   鈴木 広海
委員   吉家 守