5月30日、グランドホテルニュー王子3階グランドホール南にて、教育政策委員会担当5月第一例会を開催しました。
『輝ける未来への道標~生きる力を育めるまちへ~』と題し、児童育成に携わる関係者の皆様をオブザーバーにお迎えして次代の担い手である子ども達が抱える課題を共有し、課題の解消に向けて学校や家庭だけでなく地域が一体となり連携することで、主体的な子ども達が育つ環境を整える必要性の理解を深めていただく事を目的としました。
第一部では、子ども達が変化の激しい未来を生き抜くために必要な「生きる力」について、定義並びに未来予測と学校の教育改革の観点から必要性をお伝えいたしました。
第二部では、当委員会が実施した関係者へのヒアリングと市内小中学生へのアンケート調査報告を行いました。調査結果から「生きる力」は、地域の大人の関わりが多いほど高まるという傾向があり、苫小牧の子どもは他県の子どもと比べ自分の未来に希望を見出せている児や、困っている他者に率先して手を差し伸べる児の割合が少ない点を苫小牧の子どもが抱える課題としてお伝えいたしました。
第三部Ⅰでは、スクールカウンセラーでCIDD大垣相談室の傍島史聡様を講師に迎え、「生きる力の育て方」というテーマにて、人は安心できる居場所を感じられる事で、主体的にチャレンジできるようになる点。思春期の子ども特有の問題として、親以外にも地域の沢山の大人が関わる必要性について心理の視点から解説していただきました。
第三部Ⅱでは、傍島様、NPO法人寺子屋こどもの未来の山川貢様、NPO法人いぶり自然学校の上田融様によるパネルディスカッションを行い、異年齢、多世代、異世代による子どもが安心できる「ななめの関係」を築き、生きる力を育めるコミュニティの在り方や、子どもが社会で主体的に活躍する為に地域の大人としての心構えや行動喚起につながるお話をいただきました。
第四部では、再度生きる力の必要性についてお伝えし、生きる力を高める為の全国各地の取り組み事例の紹介、そして当委員会による苫小牧の子ども達が未来を明るく描き、自発的な人財に成長できる事業計画案を発表させていただきました。
本例会にお越しいただきました関係者の皆様やメンバーの声を事業計画に反映し、子ども達が安心した環境の下で生きる力を育める最善の事業を構築し、苫小牧の子ども達が明るい未来を描き主体的に行動できる人財が育つまちとなる道標をお示しする運動を展開して参ります。事業を行う際は、ぜひ多くの市民の皆様のご参加をお待ちしております。
本例会にお越しいただきました関係者の皆様やメンバーの声を事業計画に反映し、子ども達が安心した環境の下で生きる力を育める最善の事業を構築し、苫小牧の子ども達が明るい未来を描き主体的に行動できる人財が育つまちとなる道標をお示しする運動を展開して参ります。事業を行う際は、ぜひ多くの市民の皆様のご参加をお待ちしております。