堤浩二

 私たち卒業同期「五八会」のメンバーが数多く投稿しているので嬉しく思います。今年のOB交流会後の同期会でも片隅で話題になっていました。
さて、「世の人は我をなんとも云わば云え、我が成すことは我のみぞ知る」…龍馬の言葉です。
 ワ(・)ガ(・)ママ(・・)なJCマンに例えると、もっともらしく聞こえませんか。JCの常識は社会の非常識と揶揄されることもありますが、若い時にしか経験できないことは“魂が熱いうちに”一生懸命に取り組んだ方が良いと思います。第二の青春を謳歌するという意味でも、多少の失敗は許されるのではないでしょうか。 
 平成二年に私が入会した当時、サラリーマン会員は増えつつありましたが、やはり、ほとんどが企業の二代目の方だったと思います。現市長の岩倉博文先輩が最終年度を迎えられた年でしたから、個性豊かで強烈なメンバーが数多くいらっしゃいました。自称・小心者の私は、未知の世界の異様さに肩身を狭くしていたように記憶しています。
 9年間在籍をさせていただきましたので、色々な思い出がありますし、楽しく過ごせました。後輩の方々はご存知だと思いますが、あまり良い印象は持たれていないのでは…と今更ながら反省をいたしております。現在は52歳になり、落ち着きも取り戻しつつありますので、ご安心ください。
…と言うことで、JCを語るのは飲み会(・・・)の時だけで、真摯な活動はほとんどしておりませんが、平成4年に初めて委員長を務めた時の話をさせていただきます。 
 「環境」というキーワードが唱えられて久しい時代ですが、今から18年前の平成4年に日本JCで「もったいない運動」が提唱され、ロムでも「環境政策委員会」が設置されました。当時はゴミ問題からリサイクルへと関心が徐々に高まっていく時期でしたので、改めて検証してみることにしました。
 そこで、道内で先進的な取り組みを実践していた伊達市を訪問、勉強させていただきました。後日、アドバイザーであった室蘭工大の教授の指導の下、苫小牧の実態を調査するため市民アンケートを作成、委員会メンバーの若林利和先輩にお願いし「ヤクルトおばさん」に配布・回収をしてもらい、取りまとめをしました。近隣市町のリサイクル施設をメンバーと視察に行き、最初の例会は報告会と同時に行政へ「リサイクルセンター建設」の必要性を提言しようと結論付けをいたしました。手づくり例会で、メンバー一人一人が役割を持って発表、華々しさには欠けましたが何とか形になったと思います。
 また、「とまこまい港まつり」では、事業と政策のコラボということで、JCブースの横に担当副理事長の成田幸隆先輩と室長の原田光弘先輩の協力で、コンポスト等を設置、リサイクルについての関心を高めようと、市民に向け啓蒙をしました。
 締めくくりの例会は、公開でパネルディスカッションを開催、ポスターを作成して、広く市民に参加を呼びかけ、行政・消費者協会の代表にご出席いただき、委員会の提言について意見を伺いました。
 直接リンクしているとは思えませんが、その後、沼ノ端に「リサイクルプラザ」が建設されたり、今年の4月からは廃プラの分別が開始されるなど、当時からその必要性を訴えていた委員会は、結構先進的な活動をしていたのではと自負しています。
 一年間務められたのも、お目付役として目を光らせてくれた菊池宏治先輩や委員会メンバーのお陰と感謝しています。
 決して自慢ではないのですが、この年の最優秀委員会賞でした。賞には多少縁がありまして、最優秀新人賞と最終年度は監事でありながら最優秀PINK賞?もいただきました。(ご想像にお任せしますが、これは青木俊憲君の配慮かと思われます。)
 ちょっと余談になりますが、この年の夏に政策系の委員長として「サマコン」に出席することになりました。あまり大きな声では言えませんが、当初の計画通り、会議へ参加する意志は全くなく、食べ歩きの旅を満喫して来ました。自他共に認める?食通の福士徳彦先輩と一緒に「浅草のまさる」「荻窪ラーメン」「野田岩のうなぎ」など、美味しいもの三昧の毎日でした。その上、巨人戦も観戦しちゃいました。今思うと、至高の思い出なのかもしれません。
 最後になりましたが、多くのことを体験させていただいたJCを無事卒業できましたのは、周りにいてくれた仲間の支えがあってこそだと強く思います。好き嫌いは勿論ありますが、JCという枠組みだけで先輩・後輩と言い合える繋がりをこれからも大切にしたいと思います。
 今では、すっかりお馴染みなりました卒業同期「五八会」のメンバーと一緒に、出来る限り行事に出席いたしますので、引き続きご慈愛の程よろしくお願いいたします。
 末筆ではありますが、閉塞感漂う厳しい時代を新たな視点で切り拓く、現役諸氏の更なるご活躍を心より期待申し上げます。

堤先輩有難う御座いました。
今から18年も前からリサイクル、ごみの分別に関しての提言を行っていたのですね。私達も苫小牧の先のことを見据えてこれからの活動を行っていこうと思います。貴重なお話有難う御座いました。
次回のOB徒然日記第26号は1995年卒業 山川資先輩です。
お楽しみに!

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